こんにちは。大学生の平野です。
吉田皿屋トレジャーハンティングの予約は女性が多いみたいですが、時々女性に連れられて男性も一緒に来ることがあるそうで。
最初は、なんとなく眺めてる男性も、最後の方にはめちゃくちゃ見入ってしまうみたいです。その気持ちは、すごく分かりますが(笑)
ヤマダイさんのトレジャーハンティングの魅力は、何と言っても大渡社長の解説が付いて来ることだと思います。
(※社長がいらっしゃらない日もありますが…!)
目に止まった焼き物に関する情報がわんさか出て来るので、聞いている側としてものすごく楽しいものです。
焼き物の情報(歴史)を知ると、一気に欲しくなります。これは、本当に魔法みたいですね。
そして今回、僕自身も実際に大渡社長がいらっしゃる中で、トレジャーハンティングにチャレンジしてみました。
たくさんハントしたのですが、今回はその中でも2つご紹介。
「一人暮らし」「男性」「家事をしない」大学生が選んだ器をご覧ください!
①色鮮やかな交趾(こうち)の器
鉛を媒熔原料とした釉薬(ユウヤク)が塗ってあり、とても色鮮やかな焼き物です。
(※釉薬(ユウヤク)・・・陶磁器にガラスコーティングするための薬)
大渡社長から「コウチの焼き物だよ」と聞いた時は、一瞬『COACH』かと勘違いしてしまうほどの美しさでした。
フランス統治時代のベトナム南部はコーチシナ(交趾支那 Cochinchine)と呼ばれており、
そこで生産された焼き物が交趾支那の貿易船「交趾船」で運ばれてきたことから、これらを「交趾(こうち)」と呼ぶようになったそうです。
器が映えすぎて料理より目立ってしまいそうですが、意外とお店でも使われているそうです。
個人的には、シチューを入れて食べたい!!!と思った一品!!
写真では分かりにくいですが、外側は蓋の青色の部分と同じ模様と色をしています。
②微塵唐草(みじんからくさ)の焼き物
古伊万里の器でよく見る唐草文様です!
唐草は、伊万里焼きが作り始められた頃から確認されているそうで、初期は菊や牡丹の周りを唐草柄で囲む「花唐草」と呼ばれる文様がありました。
そこから、だんだんと花が消え、「微塵唐草」と呼ばれる文様に変化していったそうです。
欧米への輸出が衰退し、国内需要に向けた量産化の過程で、より簡単に描ける微塵唐草に変化して行ったという背景があるみたいです。
唐草模様には、花唐草、微塵唐草の他にも「蛸唐草(たこからくさ)」というものがあります。
これもまた味わい深いですが、写真がないので、今度発見した時にアップします…!
参考までにこちらで確認してみてください。
さて、いかがだったでしょうか?トレジャーハンティングで簡単に手に入るとは思えない器です。
実際、僕は数時間かけて探し出しました。。。
冒頭で説明したように、実際に器の歴史を知れば知るほど恋しくなるのが本当に不思議です。
「焼き物に興味はあるんだけど、実際に買う気になれない…」
「高価なものではなく、まずは少し安めのものからトライしたい」
といった方には、トレジャーハンティングがオススメかもしれません!
最近はメディアへの露出や口コミで予約も多く入っているみたいなので、ぜひお早めに訪れてみてください!
猫ちゃんもお待ちしてます!